子供の頃、『スケバン刑事』や『セーラー服反逆同盟』が大好きでした。
『スケバン刑事』はフジテレビで放送されていて、3作とも好きでしたが、特に好きだったのが『スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇』です。
この作品で浅香唯のファンになり、結花 (大西結花) の武器である折鶴がすごく好きで、金と銀の折り紙でよく鶴を折って持ち歩いていました。
同じ時期に日テレで放送されていたのが中山美穂、仙道敦子W主演のドラマ、『セーラー服反逆同盟』です。
ミポリンは当時多忙で同時期にフジテレビのドラマ『な・ま・い・き盛り』の主演も務めていたので、『セーラー服反逆同盟』にはほとんど出ない回もあり、仙道敦子がほとんどメインでした。
ミポリンは『毎度おさわがせします』や『夏・体験物語』ですでに人気アイドルになっていましたが、当時ぼくは『毎度おさわがせします』を観た記憶がほとんどなく、『セーラー服反逆同盟』の印象がいちばん強いです。
このドラマでは後藤恭子演じる渋川ケイの武器であるチェーンが好きで、折鶴同様、よく黄色いチェーンを持ち歩いていました。
『セーラー服反逆同盟』に関しては、各話の内容やセリフも覚えているほど。
小2のとき、仙道敦子演じるユミの「天に代わって成敗する!」という台詞をひとりで真似していたら、自分が言われたと思ったのか、ちょうど横を通った担任に頭を叩かれたこともありました。
今日は、そんな思い出深いドラマに出ていた浅香唯と中山美穂が歌手デビューした日です。(あさってが南野陽子の誕生日&デビュー日)
1988年~1990年ころ、この2人に南野陽子、工藤静香を加えた4人が『アイドル四天王』と呼ばれていて、4人とも好きでしたが、特に唯ちゃんとミポリンの存在は大きかったです。
唯ちゃんはビブラートが特徴的で歌がうまく、アイドルの中でも特別な存在でした。
大ヒットした「C-Girl」より、前後に発売された「Believe Again」、「セシル」、「Melody」が好きで、初めて買ったカセットテープが「Melody」でした。
当時発売されていたアルバム『Candid Girl』が欲しくて、叔父さんにカセットテープを買ってもらったあと母親に怒られたり、親戚の家で聴いていたラジオから「雨が雪に変わった夜に」が流れてきたり、写真集を見に、家から1時間ほどのところにあるデパードに入っている本屋さんによく行ったり、ラジオを聴くのに遅くまで起きていたり、唯ちゃんがCMに出ていた「とってもゼリー」をよく買ったり、いろいろな思い出があります。
アーティスト志向が強く、ウィスパー唱法に変えたり女性作家陣のみのアルバムを作ったり、ドラマでもクールな女性を演じたり、当時はどんどん大人っぽくなっていた印象です。
ミポリンは数多くのドラマの主役を演じていますが、小学生のときに観た『ママはアイドル!』がいちばん思い出に残っています。
コロナ禍に昔のドラマを観たり音楽を聴いたりして、曖昧だった作品を思い出したり作品の良さを再確認できました。
そんな中でも、当時から好きだったのが1988年にCINDYが作曲した「人魚姫 mermaid」です。
「人魚姫 mermaid」はオリコンで年間9位、ベストテンでは年間4位です。
同日に発売したアルバム『Mind Game』は、父親の会社にミポリンのファンがいてカセットにダビングしてもらったのですが、車の中にずっと置いたままだったようでなかなかカセットをもらえず、聴いたら音がのびていて残念でした。
『Hide'n' Seek』というアルバムを買ってもらうのに、誕生日が待ち遠しかったり、リミックスアルバム『DANCE BOX』が聴きたくてよくレンタルショップに行ってもいつもレンタル中だったり、ドラマ『逢いたいときにあなたはいない...』の主題歌だった「遠い街のどこかで...」にも思い出があります。
80年代のアイドルは多忙で大変だったと思いますが、CSで当時の音楽番組を観ていると、みんな輝いていて、いい時代だったなと思います。