ENJOY BAD DAYS, ENJOY GOOD DAYS

自分のことや好きな音楽のことなどを書いていきます

ZARDに救われた中学時代

昨日のブログを見てくださった皆さん、ありがとうございます。
始めたばかりですが、焦らず自分のペースでやっていけたらと思っていますので、これからもよろしくお願い致します。
 
 
31年前の今日はZARDの8枚目のシングル「揺れる想い」が発売された日です。
 
 
1993年、中学2年生だったぼくは、デビュー当時から知っていたZARDの大ファンでした。
 
当時ビーイングの全盛期で、B'zをはじめとしたビーイング系アーティストのCDをよく買っていましたが、中でもZARDは特別な存在でした。
 
 
ぼくは子供の頃から身体が小さく見た目が女の子っぽかったからか、小学生の頃からよく「オカマ」と言われていてそれがすごくいやでした。当時は好きな女子もいましたが、見た目でいつも判断され、人見知りをしてしまうので「違う」とも言えず言われるまま。今の自分を見ても言えることですが、気づかないうちに子供の頃からストレスを溜めてひとりで抱え込んでいたのだと思います。
 
中1の終わり頃、隣のクラスのある男子に突然「お前ホモだろ?」と言われて、とっさに否定しました。
別の小学校から来た男子だったし話したこともなかったので、なぜ急にそんなことを言ってきたのかわかりませんでした。「ホモ」という言葉は「オカマ」という言葉以上に心に突き刺さりました。
 
中2のクラス替えでその男子と同じクラスになり、その男子やクラスのリーダー格を含めたいじめグループ数人から毎日のように言葉の暴力を受けるようになりました。
幼馴染や休み時間に話せる友達はいましたが、学校に行くのがつらくて、毎日死にたいと思っていました。
 
家庭環境も複雑で、母親にこのことを話しましたが、いじめグループの1人の母親と仲が良く、「○○さんはいつも笑顔で挨拶しにきてくれるんだよ。息子がおたくの息子にいじめられてるなんて言えないよ」と言われ、母親のことを信用できなくなりました。
 
2学期が始まって担任のおかげでか少ししていじめがなくなっていき、それまでぼくをいじめていた数人とも少し話せるようになりましたが、卒業するまでクラス替えがなかったので、いつまたいじめられるか毎日びくびくしていました。
 
あのときからぼくは「ホモ」という言葉に敏感になり、脳裏に焼きついて離れず、高校、大学、社会人になっても苦しめられました。
 
これから梅雨を迎えて夏がやってくる前の新緑のこの時期、毎年1993年当時のことを思い出します。
 
いじめがひどく、毎日本当につらくて、死にたいと思っていたけど、あの頃のぼくを救ってくれたのはZARDの音楽でした。
 
まだネットも携帯電話も普及する前でしたから、お店や雑誌の新譜情報からCDの発売日を知り、フラゲ日に自転車でお店に買いに行く。
ZARDのCDを買いに行くときだけはわくわくしていました。
 
当時、「君がいない」が発売されてから1ヶ月も経っていないのに発売されるということだったので、お店に行って聞いてもリリース情報が曖昧だったりして「君がいない」のことだと思われていたりしたな、とか、原宿にZARDのグッズをよく買いに行ったなとか、いろいろ思い出します。
 
 
今年も「揺れる想い」の歌詞が心に響いています。
 
『夏が忍び足で 近づくよ』