ENJOY BAD DAYS, ENJOY GOOD DAYS

自分のことや好きな音楽のことなどを書いていきます

Twitter→mixi→メンミク→個人HPと遡る

これまでいろいろなSNSをやってきた中で自分のことをけっこう書いてきたのですが、いつも自分の記録として始めるのにどれも挫折してしまったり、新しくSNSができたりするとそれまでやっていたSNSが廃れてしまって移行したりで辞めてしまって、長く続けられているものがないんですよね。
だから5年、10年と、特にブログを続けていらっしゃる人を見るとすごいなと思います。

20代の頃、HPを作ってやっていたのですが、日記、リアル(今で言うつぶやき)、写真、BBSなど、いろいろなコンテンツがあって自由にやれていました。同じゲイの人たちも個人HPを作っていて、お互いリンクして繋がって、まだつぶやきアプリが登場する前で、自分のペースで更新できていて楽しかったんです。

昔はゲイの人との出会いも掲示板くらいしかなくて、ゲイの友達が欲しいと思っていても、まわりにゲイの人がいたとしても探しようがなく、自分がゲイであることを認められずに毎日葛藤していました。
ゲイの人たちは友達になるだけでも結局容姿を重視する人が多く、ゲイ受けしないぼくはほとんど相手にもされませんし、顔を載せればフォロワーがすぐ増えるようなゲイの人たちとは真逆の世界で今もひっそり生きているタイプです。

今は簡単に?近所に住んでいるゲイの人と繋がりやすいのでしょうが、SNSで繋がっても何かあったときにトラブルになりかねないというデメリットもありますよね。

 

ゲイである自分をなかなか受け入れられなくて、気持ちが変わってきたのがいつごろか振り返ってみたとき、当時、国内最大のSNSだったmixiのゲイ版でメンミクがあり、2010年頃に始めたのが転機だったかもしれません。

メンミクには趣味ごとにコミュニティがあり、そこで日記をよく書いていて、趣味や好きなアーティストが同じ人と繋がることができたのが大きかったのかなと思います。
決してマイミクさんは多くなかったけど、それまでゲイの人とほとんど接点がなかったぼくにとって、お互い日記にコメントをし合って楽しく話せるマイミクさんたちの存在は大きかったのです。

メンミクを始めて少しして、ブームから遅れてmixiを始め、メンミクと並行してやっていました。
mixiではメンミクと違い、ノンケの人もマイミクにいてやりとりできたのが楽しかったです。

あるとき高校の同級生だった女性がmixiでぼくを見つけてマイミクになりました。高校では同じクラスになったことがありましたが、あまり話したことがなかったのでびっくりしたし学生時代の友達とは全くといっていいほどSNSで繋がっていなかったので、卒業してから繋がるというのも不思議な感覚でした。
ぼくはmixiでもゲイであることを隠さずやっていたので、日記や参加しているコミュニティを見てか、あるとき「りゅやはゲイなの?私の弟がゲイで、同性愛に対して偏見はないから、弟の話し相手になってほしい」と連絡が来ました。
それ以前にも信頼できる友達にはカミングアウトしていましたし、mixiでも別にバレてもいいやと思っていたので、否定せずに自然と「そうだよ」と言えたし、これまでゲイである自分に対して後ろめたいような気持ちを持っていたのがなくなっていたような気がします。

Twitterは好きなアーティストのつぶやきが見たくて、2010年に始めたのですが、同じアーティストが好きなゲイの人も多く、そこから繋がったりして、始めたころは新鮮で、積極的につぶやくこともそんなになくアーティストのつぶやきを見ているだけでしたが、だんだんつぶやくようになって自分の記録のように使えていました。

でもゲイのアカウントもいろいろあって、見たくないつぶやきも多かったので、途中いやになって趣味用に戻しましたが、自分の悩みを話したり共通の趣味があったりするゲイの人と話したくてまた新しく始めたりを繰り返して、辞めるまでの最後の2年くらいはそれまでほとんど話したことがないこともつぶやいていました。

ぼくはまわりのことばかり気にしてしまっていたので、自分がつぶやく時間や回数まで気にしてフォロワーさんたちに気を遣いすぎて悪循環に陥っていたし、アップデートするたびにどんどん使いづらくなっていきました。辞めてからはトレンドに上がるようなどうでもいい話題を目にすることも減り、それまで気にしていたことも気にする必要がなくなりました。

ちなみに初期のTwitterが好きだったので、それを彷彿とさせるBlueskyもやってみましたが、始めて1ヶ月ほどで招待制ではなくなり、ユーザーが多く流れてきたことによってTwitterの二の舞になり、辞めてしまいました。
これで自分にはつぶやきアプリは合わないなとほぼ確信しました。


Twitterが主流になって、あまり更新しなくなっていたHPはサービスが終了し、メンミクもmixiも2011年〜2012年ころにやめてしまったし、今とは違う名前でやっていて、繋がっていたマイミクさんたちともそれっきりなので、連絡を取り合えていたらなと後悔していますが、HPやメンミクやmixiでの交流がきっかけで、その頃からゲイである自分を受け入れられるようになったのかなと思います。

ブログをやっているゲイの方々の中に、個人HPやメンミクをやっていた人もいらっしゃるかな。
あの頃、携帯もガラケーからスマホに変えた頃で、今と比べると不便なこともあったかもしれないけど、思い出すといろいろ楽しかったな。